株式会社Splink(本社:東京都港区、代表取締役CEO:青山 裕紀、以下「当社」)は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(理事長:荒井 秀典、以下「国立長寿医療研究センター」)老年学・社会科学研究センター 島田 裕之センター長らの研究グループ、ゴールデンバーグ株式会社と共同で、フレイル・サルコペニア予防を見据え、AIコーチを搭載した対話型AIロボットによって高齢者の健康行動の変容を支援する研究開発を開始しましたので、お知らせします。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業(ヘルスケア社会実装基盤整備事業)」の採択課題として実施されます。
対話型AIロボットは、ウェアラブルデバイスやアプリから得られる身体活動や食事などの情報を活用し、利用者一人ひとりの状態に応じて、称賛や励まし、具体的な健康行動の提案を行います。こうした働きかけが高齢者の身体活動や適切な栄養摂取などの健康行動を促し、行動変容につなげられるかを、ランダム化比較試験(RCT)で検証します。当社は、本研究においてUI/UX、サービス設計、社会実装に向けた検討を担います。
情報を「示す」だけでは、行動は続きにくいフレイルやサルコペニアの予防には、日常的な身体活動や適切な栄養摂取といった望ましい健康行動を、無理なく継続することが重要です。近年はウェアラブルデバイスやアプリによって日々の健康情報を把握できるようになりましたが、情報を記録・提示するだけでは、実際の行動変容やその継続につながりにくいことが課題とされています。
本研究は、健康情報を取得するデジタル技術と、自然な会話を通じて利用者に働きかける対話型AIロボットを組み合わせ、健康行動の開始・改善・継続を支える仕組みを開発し、その効果を検証するものです。
研究の概要研究内容:AIコーチを搭載した対話型AIロボットを開発し、ウェアラブルデバイスの身体活動情報や、アプリの食事・行動情報と連携します。AIコーチは、その人の状態や日々の行動に応じて、称賛、励まし、「今、何をするとよいか」といった具体的な健康行動を提案します。実際の利用者との対話ログや行動データをもとにAIを改良し、対話内容などを遠隔で更新できるOTA(Over-The-Air)基盤も構築します。

図:アプリから得られる食事・行動データや、ウェアラブルデバイスから得られる活動量データを活用し、一人ひとりに合わせた健康行動を提案する対話型AIロボットのイメージ図
研究体制:3機関がそれぞれの専門性を生かして共同で実施します。
国立長寿医療研究センター:研究全体の設計、AIコーチの支援内容の構築、対象者への介入、有効性評価
ゴールデンバーグ株式会社:対話型AIロボットの設計・開発、データ連携、OTA更新機能の開発
株式会社Splink:UI/UX、サービス設計、社会実装に向けた検討
当社は「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、認知機能の測定や脳画像解析を通じて、脳の健康に関する気づきと理解を支援してきました。本研究では、その先にある健康行動の継続を支える体験設計・社会実装に取り組みます。
対話型AIロボットによる個別化した支援が健康行動の改善・継続に与える影響を検証し、得られた結果を踏まえて、将来の介護予防事業やヘルスケアサービスへの応用可能性を検討します。当社は、研究開発で得られる知見をUI/UX・サービス設計に反映し、社会実装に向けた課題を整理します。
当社代表取締役CEO 青山 裕紀 コメント急速に高齢化が進む社会において、誰もが長く健やかに暮らすためには、日常生活の中で無理なく健康づくりに取り組み、継続できる環境を整えることが重要です。Splinkはこれまで、「ブレインヘルスケア」の実現に向けて、テクノロジーを活用した脳の健康状態の定量化に取り組んできました。本研究では、国立長寿医療研究センターが培ってきた研究知見と、ゴールデンバーグ株式会社のロボット開発技術を組み合わせることで、高齢者が日常生活の中で自然に、無理なく継続できる、より包括的な健康支援のあり方を検討します。さらに、本研究で得られた成果を社会実装へとつなげ、高齢者の健やかな暮らしを支える新たな仕組みの実現を目指します。
共同研究先について国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
https://www.ncgg.go.jp/ゴールデンバーグ株式会社
https://aitoy.jp/参考:国立長寿医療研究センター 発表資料
https://www.ncgg.go.jp/ri/report/20261001.html
当社は「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、脳の健康に関するセルフチェックから医療機関での診断支援・治療評価支援まで、さまざまなソリューションを開発・提供しています。
主な製品・サービスは、セルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test」、脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging」、脳画像解析プログラム「BRAINEER」です。各製品の用途・医療機器としての位置付けは、個別の製品情報をご参照ください。
会社名:株式会社Splink
本社所在地:東京都港区赤坂1-14-14 WAW赤坂第35興和ビル4階
事業内容:「ブレインヘルスケア」事業、医療機器プログラム事業
設立:2017年1月
代表取締役:青山 裕紀
URL:https://www.splinkns.com/
商標「ブレインヘルスケア」は株式会社Splinkの登録商標です。
本リリースに関するお問合せ先株式会社Splink
広報担当:是井
Mail:pr@splinkns.com