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Interview

インタビュー
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医療AI変革のど真ん中で
より便利なプロダクトへと進化させる
カスタマーサクセス
川村苑子

2021年5月入社

profile

川村苑子

東京理科大学大学院 基礎工学研究科生物工学専攻。ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(外資系医療診断薬・機器の製造・販売会社)にて、生化学・免疫ハイブリット測定機器の導入及び運用提案を担当。顧客への運用提案から性能試験、セミナー企画運営まで経験した後、Splinkに入社。主にカスタマーサクセス(CS)業務として顧客課題を起点としてプロダクト企画や改善提案及び戦略施策を担当している。 子どもの頃から動物が好きで生物に興味を持つようになった。現在はほぼ毎週、乗馬を楽しんでいる。

人格をすり減らす脳の病気を、身近に見てきた

これまでのご経歴を教えてください。
前職は、外資系医療診断機器メーカーのカスタマーサポートでした。扱っていたのは、血液検査などで使う測定機器。高価格なものなので数年ごとの買い替えとなります。私は、臨床検査技師の皆さんに向けた、機器導入後の運用サポートや試薬など消耗品のご提案、必要な学術知識をお伝えするセミナー企画などを担当しました。
転職を考えたのは、医療のインフラとも言える生化学・免疫領域に携わり、8年間でやりきったと思えたから。よりフロンティアで技術的に新しい領域にチャレンジしたいと考えました。
Splinkを選んだ理由とは?
医療系のバックグラウンドを生かし、AIなど最先端技術を使って社会に役立つプロダクトやサービスを扱いたい―。その思いと、Splinkの事業がぴったりと合ったからです。
私は子どもの頃から、認知症や脳出血など脳の病気に苦しむ祖父母を見てきました。
脳の病気になると施設に入らなくてはいけなくて、会話も難しくなってしまう。子どもながらに「大切な人の人格がすり減っていく」という感覚を抱いていました。最期にそんな風になってしまうのは寂しいとずっと思っていたんです。
前職でも“検査”という予防領域にいましたが、Splinkは治療の難しい脳にフォーカスし、“傾向を知る”ところから手掛けようとしている。AIを使って脳疾患領域に風穴を開けたい
入社前の印象、期待したこととは?
選考プロセスの段階から、社員のみなさんが話しやすくて、代表の青山の熱量には圧倒されました。
代表の青山との面接時には「親族にこんな疾患の人がいて…」とかなり個人的な相談までしていたんです。すると、「それなら専門の〇〇先生がいい」と即答してくれ、その知識量に驚きました。トップがここまで医療の知見を持ち、しかも親身に答えてくれる。少数精鋭で突き進んでいく、この会社の仲間になりたいと思いました。
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改善へのアイデアが、すぐに形になっていく

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現在の仕事内容を教えてください。
カスタマーサクセスとして、放射線科医や放射線技師など、医療従事者のお客様が便利に安心して継続利用いただける仕組みづくりを進めています。
Splinkの脳画像解析プログラム「Braineer®」や脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」を活用いただく際、どんなところでつまずいたり、不便を感じたりするのか、何を改良すれば満足度が高まるのか。先生方にヒアリングを重ね、整理した情報を網羅的に開示できるよう、Q&Aサイトの設計を行っています。
導入前、導入後では「操作方法が分からなくなった」「ID,PWを忘れてしまった」など、お客様に起こるかもしれない事象がたくさんあります。その一つひとつを「カスタマージャーニーマップ」として書き出し、何を優先順位高く解決すべきかを考えています。
仕事していてぶつかった壁、大変だったことは何ですか?
Splinkには、プロダクトとしてまだまだ揃っていないものも多くあります。現在作成中のQ&Aサイトでも、ゼロからイチを生み出すプロセスが初めてだったので、どんな情報を集めてどう動くべきか分からずに最初は戸惑いました。
私の弱点は、考えすぎて一つの疑問に時間をかけすぎてしまうこと。スタートアップ環境は、考えて、動いて、決断するまでがとても速いので、分からないポイントを整理・理解したらすぐに相談しなければ、物事が前に進みません。そのスピード感に慣れるのにも時間がかかりましたね。
仕事の面白さ、やりがいはどこにありますか?
これから作るものが多い分、自分で考え「もっとこうしたらいいのでは」というアイデアをプロダクトやサービスに込められるところです。
例えば、サービス利用時の設定事項で使う、お客様向けのヒアリングシートでは、表記が分かりにくいものがありました。「これはどういうことですか?」とよく質問されるのですぐにでも変えたかった。MRIの操作に関する内容で、どう表現するのが適切か悩んでいたところ、放射線技師の資格を持つ先輩社員が「こう記せばわかるはず」と教えてくれました。より良くするために発信すると周りも助けてくれて、「今日からこれで運用しよう」とすぐに決まります。
まだまだ小さな改善しかできていませんが、自分で考え作ることで、社会に爪痕を残せるプロダクトへとつなげていきたいです。

医療に携わる、ぶれない思いを持っていてほしい

これからどんな人と一緒に働きたい人ですか?
他力本願ではなく、自走できる人。つまずいたときに、何が問題でどうしたらいいのかを考え、分からなければ素直に聞ける力が大切だと思います。
もう一つ欠かせないのは、医療に携わる倫理観です。事業の根底にあるのは「患者さんのために」という思い。目先の売上や自分たちの利のために、その根底がぶれてしまっては、Splinkの事業自体が崩れてしまうと思っています。
患者さんの病気にかかわる情報を扱っているので、個人情報管理に非常に厳しく、情報共有や書面の確認などでも業務負荷は大きいです。でも、「医療にかかわる者として」の理解の上で動けるかどうかが、とても大事だと思います。
今Splinkにジョインする面白さ、魅力はどこにありますか。
プロダクトが完成して、まさにこれから、拡大期に入ります。この1~2年で、医療業界にAIをはじめテクノロジーがどんどん入っていくと思いますし、その流れを加速させるべく、Splinkも社内環境が大きく変わっていくでしょう。その変革を自分で見て、入社して、力になりたいと思う方には、すごく刺激的なのではないかと思います。
仲間と一緒にプロダクトに携わり、導入いただけるお客様、地域が増えていった先には「これは私が手掛けたんだ」と言える日が来ると思える環境です。これからも色々な波や壁がぶつかってくるとと思いますが、それも面白がれる人と、ぜひ一緒に働きたいです。
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Project Manager / Product Manager / Customer Success

プロジェクトマネージャー
カスタマーサクセス